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例えば、右利きの人が使う事を前提に作られたハサミは、
左手では非常に切り辛いです。
でも、世の中には右利きの人も左利きの人もいます。
余談ですが、実際に試してみると本当に切れません。
左利きの方にとって世界は本当に不便利に設計されています。
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こんな話から切り出したのは、
エンドユーザーコンピューティングと
クラウドコンピューティングについて
考えてみたいと思ったためです。
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※定義があいまいな言葉ですので、
ここで使用する場合は以下のような定義で考えたいと思います。
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エンドユーザコンピューティング
=管理者ではなく利用者(エンドユーザー)が直接的・積極的
にシステムの構築や運用・管理に携わること
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クラウドコンピューティング
=インターネットを介してソフトやデータをサービスとして受け
取る運用形態。
サービスの提供者がコンピューティング(処理)をし、
ユーザーのPCはその受け渡しだけをする
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ハサミの例で考えると、エンドユーザーコンピューティングは、
用意されているハサミというツールを、右利き用、左利き用に
使う人が自分で変更する事ができる。
クラウドコンピューティングは、ハサミを常に持ち歩くのではなく、
使いたいときに、ドラえもんのポケットからハサミが取り出せて
利用でき、メンテナンスも不要といった感じでしょうか。
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左利きの人が左利き用のハサミを使う事ができれば
生産性は上がりますし、メンテナンスが不要になれば、
その分生産的な事に時間を使う事が出来るようになります。
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さて、使いたいときにいつでも使え、更に自分用に
カスタマイズできる便利な世の中になってきたと思いきや、
一つの大きな課題が考えられます。
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前回の「思考回路を設計する」事に関与してくるのですが、
あ・うんの呼吸等に代表されるように、日本人は感覚的な
思考に強く、論理的な思考が弱いという事がよく言われます。
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しかしながら、ITの活用度を上げるためには、論理的思考が
非常に重要であり、使う人自身の思考回路が設計されていな
ければ、その費用対効果が低減してしまう事は否めません。
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例えば、クライアント企業様の事業部門で、
「ITの活用は重要である。けど、そこの話はシステム管理部
にして欲しい。」というお話等を伺う事が多いのですが、
現場の業務に最も精通されていて、何が必要であり、
何が価値を創出する事に繋がるかという事を最も
ご存知なのは、その事業部門に所属されている
皆さんではないかと思います。
(韓国なんかではそれぞれの事業部門の人達が、
エンドユーザーコンピューティングを活用し、
自分達が使いやすい形に自分達で
カスタマイズされる事が増えてきているようです。)
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「このように便利なものですのでこのように使って下さい」
という、いわばシステム管理者(提供者)によって統制
されたシステム内での使用から、実際にシステムを活用
しているユーザー自身が如何にシステムを使うか
という事に主軸が変わってきた時代。
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多くの日本企業はまだ、前者から抜け出せていないので
はないかと考えていますが、ITはどんどん進化しています。
日本人が元々持っている感覚知に加え、
論理的思考をサポートするための、ITリテラシーを高め、
「ITシステムを使わされる」のではなく、
「ITシステムを自分の思考回路に合わせて使いこなす」事が、
時間生産性を高める事に直結し、生産性の高い人、
低い人の差が更に大きくなるのではないでしょうか。
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完璧な使いこなしが重要なのではなく、
使う人自らが「どのように使い、どのように活かすのか」を意識し、
考えることが生産性を大きく高めると言えそうです。
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ご参考
エンドユーザーコンピューティング
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/euc.html
クラウドコンピューティング
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/cloudcomputing.html
タグ: IT生産性